入浴中の死亡事故が、交通事故死亡者数の3倍にもなる原因とは

投稿者: | 2017-10-27

こんにちは、つかさ住設です。

これから本格的に寒くなる前に

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交通事故より多い
入浴中の”溺死”
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俗にいう、

【ヒートショック】についてのご紹介と
予防法をお伝えします。

「ヒートショック」という言葉は聞いたことが
ありますでしょうか?

寒くなってくると、TVニュースや
ワイドショーなんかでも取り上げられることも多いので
知っている方も多いと思いますが、

「何それ?」という方のために少しご説明します。

『ヒートショック』とは簡単に言うと、

入浴時に、裸+寒い浴室から
熱い湯船に入ることで、
急激な血管の収縮や体温の上昇で
血圧が上がって失神してしまうこと

を言います。

その結果、お湯の中で意識がなくなってしまうので
そのまま溺れてしまい”溺死”してしまうのです。

ヒートショックで亡くなる方の数は
約5千人~多い年では1万7千人前後もいるとのことです。
(東京都健康長寿医療センター研究所・消費者庁調べ)

これは全国の交通事故死亡者数と同じ~3倍程度の数です。

言い換えれば、

交通事故のリスクと同じかその3倍ものリスクに
毎晩さらされていることになります。。

とはいえ、

ヒートショックで亡くなる方の9割は
65歳以上のご高齢の方なので、
働き盛りの30代~50代の方は
あまり気にしなくても大丈夫のような気もします。

「いやいや!万が一にもお風呂で裸でなんて死にたくないよ!」

そう思う方もいるかもしれません。

そうですよね。。

では万が一に備えて予防法をお話ししますね!

 

いくつか方法はあるのですが前提として、

ヒートショックの根本原因は
『温度差』です。

この温度差をなるべく低くすることが
予防法の根本になります。

そこを抑えて、
まず初めに、

『初期投資0でできる方法』

をご紹介します。

方法はとても簡単で、

【入浴前に熱めのシャワーを出しっ放しにする】

ただそれだけです。

シャワーの湯気で浴室を温めて温度差をなくす
ということですね。

この方法であれば、

・何か特別な設備を入れる
・追加で工事をする

などの初期費用がかかることをする必要はありません

ただ、、、
この方法には大きなデメリットがあります。

何をするにはメリットとデメリットが存在するので
当たり前と言えば当たり前なのですが、、、

その大きなデメリットとは、

『浴室全体にカビが生えやすくなる』

です。

あえて湯気で浴室を充満させるので
天井から壁からすべてに水蒸気がくっつきます。

そして時間が経って浴室が冷えてくると
その湯気はすべて水にかわり、
浴室全体がプツプツと水玉だらけになります。

そのまま放置することでカビが生えやすくなるのです。

その都度カラ拭きで拭きあげるというマメな方は
良いかもしれませんが、なかなか重労働ですよね。。

僕にはできません(笑)

その他のデメリットとしては

・給湯器を動かし続けるので、
ガスと水道のランニングコストがかかる
・保温が効かず、入るタイミングが限定される

なんてこともあります。

では、「それらのデメリットを解消しつつ、
ヒートショックを予防する方法は」というと、

【浴室暖房換気乾燥機】

を取り付けるという方法です。

こんなイメージです↓↓

*タイルのお風呂の壁掛タイプイメージ

*ユニットバスの天井埋込タイプイメージ

今ある換気扇を外して、
そこを加工して取り付けるのが
一般的な施工方法になります。
(*設置不可の場合あり)

この機械は、
1台3役(機能は4種類)を兼ねている優れものなのです。

『暖房』
温風により浴室を温めます。

また、タイマーがついているので、
入浴予定の少し前から温めることができます。

さらに能力と浴室の大きさによってではありますが、
浴室のドアをあけておけば脱衣所まで温めることができ、
よりヒートショック予防に効果的です。

『乾燥』
浴室内にポールを通すことで
雪国の民宿にある”乾燥室”のように
洗濯物をかけて乾燥させることができます。

それにより、梅雨時期など外に干しにくい時期や
下着類など外に干したくない物も
しっかり乾かすことができます。
(*大量の洗濯物は不可)

さらに、入浴後に乾燥ボタンを押しておくだけで
『カビの発生』をも防止することができます。

もうゴム手袋とマスクをして完全防備で
カビキラーを吹き撒く必要はありません。

『換気』
暖かい時期には換気扇として使えます。

さらにタイマーや24時間換気などの機能がついているので
消し忘れの防止や省エネに役立ちます。

以上がメリットになりますが、
やはりこれにもデメリットがあります。

それは『初期費用がかかる』ことです。

では「どれくらいの初期費用がかかるのか」というと、

今お使いの設備や浴室の種類によってだいぶ変わるので
明確な金額は言えないのですが、

およそ15万円~40万円くらい
だと思います。

この浴室暖房換気乾燥機は
ガス会社が得意としてよく提案しているので
今供給しているガス会社からお見積りを取られることを
オススメします。

ただ、ガス会社が得意とは言っても
ただの”丸投げ営業マン”も多いので
ご注意くださいね!

丸投げ営業マンの特徴
⓵打合せ・現調にメーカーを連れてくる
⓶問合せの回答に毎回時間がかかる
⓷提案パターンが1つだけ

さらにもっともっと予防に力を入れたいという方には、
『システムバスの導入』をオススメします。

「うちはすでにユニットバスですけど」

という方も多いと思いますが、

今のシステムバスは
・ユニットバスの外周が丸ごと断熱材で覆われている
・洗い場の床に床暖房が入っている

などの”システム”が組み込まれている
ユニットバスになっています。

ちなみにこのタイプのシステムバスを導入しようとすると
ザックリ150万前後はすると思います。

何と言うか・・・
お金をかければ色々とできますが、

正直、ヒートショック予防のために
そこまでお金をかける必要があるのかと
個人的には疑問です。。

以上、ヒートショックの予防法でした。

体調にはくれぐれもお気をつけくださいね!

ではまた!

つかさ住設 加藤

追伸:

つかさ住設では、ガス会社での設備の取替え、リフォームの経験から
水廻り設備の取替え・リフォームをご提案させていただいております。

電気・ガス・水道などどの業界にも偏ることなく
”第三者の目”でランニングコストと初期コストのバランスを考え
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