排水管と”人体”、自然が生み出す意外な共通点とは?

投稿者: | 2017-10-13

こんにちは、つかさ住設です。

昨日夜テレビを見ていて
『自然の摂理』
的な気付きがありました!

「また大袈裟なことを・・」

と思うかもしれませんが
ちょっと聞いてください。

つい先日、仕事で
「トイレをもう1つ新しく作りたい」
というご要望をいただき、工事をしてきました。

このようなご要望は結構多くて、
今まで何回も経験してきました。

なので工事自体は問題なく終わりました。

どんな事をするのか?
について少しご説明します。

”トイレを新しく作る”には必要な工事が
何種類かあります。

主に、汚水(うんちやおしっこの事)を流すための
『排水工事』

それと、トイレのタンクにお水を溜めるための
『給水工事』

この2つを合わせて
『給排水工事』

なんて言います。

その他にも、大工工事や内装工事、電気工事など
色々必要になるのですが、メインはこの給排水工事です。

中でも排水工事が1番の肝になります。

なぜなら、

すでにあるトイレは水で流す”水洗式”なのに
せっかく新しく作ったトイレが”汲み取り式”の
いわゆる”ぼっとん便所”だったら最悪ですよね。。

なので、新しく作りたいトイレの位置に
近いところ排水管に接続しなければならないのです。

ここで1番気を付けなければならないのが
『勾配(こうばい)』
と言われる排水管の”傾斜”です。

重力の関係で水は高いところから
低いところに流れます。

その逆は基本的には難しいです。
(ポンプなどで工夫すればできます)

色んな条件をなくして簡単に言うと、

新しいトイレを作るには、
新しいトイレから今あるトイレまで
すべり台のように傾斜をつけることになります。

・・・

住宅設備の仕事に携わって、
たくさんの排水工事の現場を経験してきましたが
恥ずかしながら、先日初めて知ったことがありました。

こんな事を言うと、

「つかさ住設さん、そんなことも知らなくて仕事してたの?
あり得ない!信用できない!」

とドン引きされてしまいそうで怖いのですが・・・

僕は誠心誠意、正直でありたいと思うので
ちゃんと真実をお話しします。

それは、、、

=============
勾配はつけすぎちゃダメ
=============

ということです。

言い換えると、

『なだらかなすべり台にすること』

という基準があるそうです。

なぜ”なだらか”なのか?
という疑問が出ると思うのですが、

なんと、その答えと、
昨日のテレビ番組での豆知識が
ピッタリ一致していたのです!

その番組で紹介されていた豆知識は

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
薬を飲むときに、上を向いてはいけない
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

その理由は、

『水だけさきに食道を流れてしまい、
錠剤やカプセルなどの薬が置いてきぼりになって
食道につっかえてしまうから』

ということでした。

なので、

『薬を飲む時はあごを引いて
”うつむき加減”で飲むと良い』

と紹介されていました。

そして、実はこれが、
排水管の勾配の関係の理由と
完全に一致していたのです!

具体的にお話しすると、

排水管も、勾配(=傾斜)を急にしてしまうと、
水を流した時に、水だけ先に流れて
うんちやペーパーが置いてきぼりになってしまうので
”なだらか”な傾斜にしなければならない

ということです。

言い換えれば、

”勾配が急すぎてトイレが詰まる”

ということもあるということですね。

上から入るものと下から出ていったものの
を同列にすることに少し抵抗がありますが
悪しからず・・(笑)

でも、そんな意外なところに共通点があるという発見は
「自然の摂理だな~」と思わざるを得ませんでした。

そんな昨晩の気付きのシェアでした!

・・・

いや~、今まではトイレやお風呂のリフォームなどで
排水管をいじる時いつも

「勾配ついてるかな?」
「ちゃんと流れるかな?」
「もっと勾配付けた方が良くない!?」

と心配になったりしていましたけど、

【逆もまた真なり】

という真理を学び、
またひとつ知識が深くなりました!

とはいえ、

本当に有り難いことに、
僕がお付き合いさせていただいている職人さんは

【設備業者が困った時に相談する】
プロ中のプロなので、

僕よりも、はるかに広く深い知識と
膨大な施工経験で、

万が一がないように僕が気付かないところも
先回りで指摘してくださるので
安心してお願いできます。

そこで色々と教えていただいて
自分の知識に変えていっています!

「じゃぁ、つかさ住設さんの役目はなんなの?」

と、僕の必要性に疑問を持たれる方も
”もしかしたら”いらっしゃるかもしれませんが(笑)

僕の存在理由は、

・そういった素晴らしい職人さんを手配できること
・製品知識

そして
・お客さまと各職人さんやメーカーさんの間に立ち、
お客さまの要望を実現できるように人的調整をすること

だと思っています。

職人さんの考えは基本
「できるorできない」「白か黒」
の判断です。

それはそうです。

適当なことを言ってできなかったら
責任問題だからです。

とすると、安全策を取って、

「白以外は全部黒(グレーはなし)」

という保守的な考えになる方も多いです。

そんな中、僕が間に入ることで、

「確かにこのままだと無理ですよね。
でも、ここをこうしたらどうですか?」

とアイデアを出したり、
双方に色んな提案をすることで
要望を実現していく。

そんな役割をしています。

なので、
今までお付き合いさせて
いただきましたお客さまには

「加藤くんに話せばなんとかしてくれる」

と言っていただけることが多いですし、
逆に職人さんからは、

「加藤さんの現場はいつも大変」

と愚痴を言われることも多いです(笑)

と言いつつ、しっかり仕上げてくれるので
変わらず無理難題を言ってしまうのですけれど・・。

・・・と、こんな感じで
楽しくお仕事をさせていただきておりますので
何かご要望・ご相談がありましたら
お気軽にご連絡くださいね!

ではまた!

つかさ住設 加藤

追伸:

ご相談・お見積りは完全無料でお受けしておりますので

気になった方はホームページからご連絡くださいませ:

http://tk-hotline.com/

追伸2:

ちなみに、
先日工事をした排水管の施工写真を
アップしますので、ご興味があればご覧下さい。

普段の生活では、床下に隠れてしまうので
見えない部分です。

今回は少し特殊ですが、
こんな感じになっています↓↓

①既存トイレ

②取り外し後、穴を通して左に新しくトイレを作ります

③既存トイレ内配管

④新設トイレ配管

わかりにくいかもしれませんが、

ちょっっっとだけグレーの管が右下がりに傾いているのがわかりますか?

これでしっかり流れるようになります!

 

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