異国の空間デザイン~漆黒シャワールーム~

投稿者: | 2018-03-08

こんにちは、つかさ住設です。

冬季オリンピックも終わり
(パラリンピックは続いていますが)

いよいよ、2020年東京オリンピックが
すぐそこまで近づいています。

僕は趣味で20年以上柔道を続けているので
東京オリンピック開催中に1回は観戦に
行きたいなと思っています。

さて、

オリンピックで嬉しいことは
プライベートだけではありません。

建設・建築業界では、
オリンピック開催による外国人観光客の
宿泊先・施設の整備に、

マンション・アパートの新築や
既存施設のリフォームなど、
需要が高まっています。

またそれと重なり、
外国人観光客をターゲットにした
『民泊』の影響も大きいと思います。

『民泊』自体が、合法・違法、色々とありますが
それに向けて準備がされている事実は存在します。

今日はそんな”片鱗”を感じた施工事例をご紹介します。

*これはあくまで僕個人が”感じた”事で、施主様や
元請け会社が公表しているものではありません。

・・・

場所は、東京都心の駅から徒歩5分にある
築40年は経とうかという古いマンションでした。

間取りは1DKです。

以前はバランス釜が付いていたと思われる
タイルとペンキで仕上げられた広い浴室です。

普通の賃貸物件のリフォームなら
この浴室の中にユニットバスを入れて
見栄えを良くすると思います。

日本人は特に湯船に入る習慣があるので
「浴槽はなるべく広くゆったりと」
がセオリーです。

しかし、対象が外国人だった場合、
少し違ってきます。

彼らはあまりバスタブに浸かる習慣がないので
シャワーだけで十分です。

むしろ浴槽は邪魔な存在かもしれません。

そこをふまえ、今回ご依頼いただいた内容はというと、

設備撤去し、

新しい設備を付けるための配管工事をします。

そして、大工さん達に仕上げてもらい、
新規設備の取付けをして完了です。

・・・・・・

・・・・

・・・

・・

真っ黒!!

天井・壁・床、すべてブラック!

漆黒の浴室です。

そこには浴槽はなく、
かっこいいシャワーバー付の水栓と、
写真では写っていませんが、その手前に

・黒のカウンターに
・白いヒダヒダのボール
・ゴールドの蛇口

が付いた、まるでホテルにあるような
洗面器が取りつけてあります。

そこで僕が”感じた”こととは、

「”住む”部屋じゃないな」

です。

パッと見はスマートでカッコイイです。

でもここに何ヶ月も何年も住むか?と言われると
少し疑問です。

『バスルームはリラックスするところではなく
汚れを落とす場所』

という明確なメッセージを感じました。

よって僕は、日本人ターゲットではなく、
外国人観光客の民泊対策だと思ったのです。

*繰り返しますが、これは僕個人の感想です。
裏付けるものはありません。

良い・悪いは別として、

これで空室が埋まり、
賃貸物件の利回りが良くなったら
オーナーは素晴らしい経営手腕の持ち主だと思います。

数年後の需要を見越してリスクを承知で
対策を打ち、”実行”する。

僕にも色んなアイデアはあります。

でも色々と考えすぎて、この”実行”ができない。。

とても勉強になります。

・普段滅多に触れないシャワーバーの施工に携われたことと
・経営についての学び

今回の現場で貴重な経験をさせていただきました。

これでまた一つ、提案の幅が増え、
お客様の要望に応えられる内容が増えました。

ひとつひとつ、しっかりと蓄え、
いつ誰がどんな相談にきても
ピッタリの提案ができるように努力していきます。

これからも引き続きシェアしていきますので
どうぞ末永くお付き合いいただければ嬉しいです!

それではまた。

つかさ住設 加藤

追伸:

つかさ住設では、

・ガス器具(給湯器・ガスコンロ)
・水廻り設備(キッチン・トイレ・浴室等)
・換気扇・レンジフード

の取替えから、水廻りリフォーム、
自由な水廻り設計のご提案を
させていただいております。

ご相談・お見積りは完全無料ですので
ご検討中の方はお気軽にお電話ください。

あなたからのお問合せをお待ちしております。

つかさ住設
042-569-6165
ホームページ:http://tk-hotline.com/

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