排水の悪さを解消する簡単な方法

投稿者: | 2018-03-21

こんにちは、つかさ住設です。

突然ですが質問です。

あなたの自宅や仕事場で

「水を流すたびに何かポコポコ音がするな」
「水の流れが悪いな」

という水廻り設備はありませんか?

先日、お客様先で

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
浴槽のお湯を抜くと、
洗い場の排水口から溢れてくる
ーーーーーーーーーーーーーーーーー

という相談がありました。

ここまでヒドイ状況も少ないと思いますが

「あまり気にしてなかったけど、言われると確かに・・」

と思いあたる方もいると思いますので、
今日はその原因と解決法についてシェアします。

水廻り設備(キッチン・浴室・トイレ・洗面台・洗濯排水)には

・下水道のニオイや
・虫の侵入を防ぐために

『排水トラップ』

という仕掛けが作られているのをご存知ですか?

こんな感じの部品や構造なのですが↓↓

簡単に言うと、

『水たまり』

です。

排水管の途中に水たまりを作ることで
下水から上がってくるニオイをせき止める
役目を果たしてくれています。

この排水トラップは現在、
各水廻りメーカーが発売している
多くの製品に組み込まれています。

「えっ?”現在”ってどういうこと?
昔は付いてなかったの?」

そうなんです。

ひと昔前の水廻り製品には
排水トラップがない製品もありました。

特に、流し台(キッチン)やタイルの浴室で
排水トラップが付いていないことがあります。

「つかささん、失礼ね!
うちは古いけど下水のニオイなんてしないわよ!」

とクレームの電話をいただく前に
説明すると、

確かに製品には排水トラップがないのですが、
その代わりに”排水配管の途中で”
トラップの形(水たまり)を作っています。

なので、

どのお宅にも水廻り設備の排水には
どこかしらに排水トラップが組み込まれているのです。

で・・・

前置きが長くなって申し訳ありませんが、

・水を流すと音がする
・水の流れが悪い

この問題で一番多い原因は、

『ダブルトラップ』

という構造にあります。

ダブルトラップとは、名前の通り、

=======================
1つの排水経路の中に
排水トラップが”2つ”組まれてしまっている状態
=======================

のことです。

これによって流れが悪くなったり
音がしたりすることが多いです。

水は高いところから低いところに流れます。

これは自然の摂理です。

排水も基本的にはこれに従って
配管をします。
(ポンプなどを使う場合は別です)

この自然の流れの中で、
道が下がって上がって(=排水トラップ)を
2回も繰り返したら、

「そりゃぁ流れも悪くなるよね!」

と思いますよね?

なので、僕は水廻り設備の取替えや
特にタイルの浴室からユニットバスへのリフォームでは
このダブルトラップに注意しています。

・・・と、今まで偉そうに説明してきましたが
この知識は水道業者であればほとんどの方が知っています。

業者の中では”当たり前の話”です。

では、なぜ、実際にダブルトラップに
なってしまっているお宅が多いのか?

疑問ですよね?

・・・僕も疑問です。。

・工事予算の問題なのか?
・単純に気付かなかったのか?

すみません、僕から質問をしておいて
答えはわかりません(笑)

ただ、解決法はわかりますので
安心してください!

解決法はおおよそ2つあります。

=================
ダブルトラップを解消する2つの方法
=================

1つは、とてもシンプルです。

『配管の途中に組まれているトラップを
根こそぎ撤去してしまう』

そうすれば新しい製品に付いている
排水トラップ1つだけになるので問題解決です。

しかし、これをするには
・配管の途中にあるトラップ箇所を探す
・撤去し、配管し直す

という結構大がかりな工事が必要です。

もちろん費用もそれなりにかかります。

そこで、それよりも簡単に解決できる可能性がある
2つ目の方法は、

『配管途中の排水トラップの蓋を専用部品に替える。
もしくは穴を開けて空気を入れる』

例えば、戸建のお宅の浴室でお話しすると、

配管上の排水トラップは
浴室のすぐ外側(屋外)についていることが多く、
地面に蓋らしきものがあることが多いです。

こんなようなモノ↓↓

この蓋を取り替える↓↓

もしくは、キリで何カ所か穴をあけることで
解消できることが多いです。

この方法はとても簡単でお金もかけず
すぐできることなのですが、
少し注意が必要です。

それは、

まず大きな穴を開けてしまうと
ゴミや泥が排水管の中に入ってしまい
詰まってしまう可能性があります。

もうひとつは、下水のニオイが
そこから上がってしまう可能性があることです。

ニオイについてはそこまで心配することもない
かと思いますが、排水管が詰まってしまうと
高圧洗浄など手配が必要になってしまいますので
十分注意してください。

何事もそうですが、

物事が完了してからの手直しが
一番大変です。

今回の例のようにリフォームであれば
そのリフォーム”前”にしっかりと確認し、
対策をしていれば済む話です。

あなたが選んだリフォーム業者さんが
リフォーム後の生活までしっかりと考えてくださる
方であることを願います。

もしこの記事を読んで

「当てはまるな」

と思った方はご連絡ください。

一緒に解決策を探しましょう!
(ただしお住まいの地域によって
対応できない場合がございます)

今日も最後までお読みくださり、
本当にありがとうございます!

それではまた。

つかさ住設 加藤

追伸:

つかさ住設では、水廻り設備の取替えや
キッチン・浴室などの水廻りリフォームのご提案を
させていただいております。

あなたの”今後の生活”に焦点を当て、
最適な設備のご提案をいたしますので
どうぞお気軽にご相談くださいませ。

ご相談・お見積りは完全無料で承りますので
ご安心ください。

あなたからのお電話をお待ちしております。

つかさ住設
042-569-6165
E-mail:jyusetsu@tk-hotline.com
ホームページ:http://tk-hotline.com/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です