家電量販店のエアコン価格の裏側

投稿者: | 2017-09-05

こんにちは、加藤です。

つかさ住設では、

ガスコンロやガス給湯器
トイレ・洗面化粧台・お風呂など

ガス機器と水廻り設備の取替え・リフォームを
得意としてご提案させていただきております。

ですが、、、

最初の投稿は

”家電(エアコン)”

についてお話します(笑)

「つかさ住設さんってエアコンもやっているの?」

と思った方のためにお知らせしますと、

『エアコンも取り扱っています!』

でも、ここでいつもお客様にお伝えすることは、

「エアコンの取替えなら家電量販店の方が安いですよ」

ということです。

なので、基本的にはエアコン案件については
”ほとんどの場合”お受けしません。

ただ、稀に家電量販店に頼むと高い場合や
嫌な思いをする場合があるので、そういう時だけ
お受けするようにしています。

今日はその、”例外”について

【家電量販店の裏事情】をお伝えします。

あなたは家電量販店のエアコン売り場に
行かれたことはありますでしょうか?

行かれたことのある方はお分かりだと思いますが、

家電量販店ではエアコン本体の金額と一緒に

『標準工事費込み』

などという表示があると思います。

この『標準工事費』とは何を示しているか?というと、

すでにエアコンが設置されていて、
それを取り外し、全く同じ場所に
新しいエアコンを取り付ける

いわゆる『取替え』に伴う工事についての費用を言います。

しかも、その工事範囲は限定されていて、

室内機(部屋の中にある風が出てくる機械)
が付いてる部屋の真後ろに
室外機(外に置かれているプロペラがついている箱型の機械)
があり、室内機と室外機をつなぐ配管が約3m以内

というのが一般的な『標準工事費』の内容です。

・・・わかりにくいですね(笑)

逆にいうと、

・今まで無いところに新しく設置したい
・2階の部屋のエアコンを取替えたいけど
室外機は1階にある
・室外機が屋上にある
・エアコンの能力を大きくしたい

という場合は、追加工事となり
『標準工事費』では収まらなくなってしまいます。

「そうなんですね、標準の意味はわかりました。
でも、であれば単純に追加料金を払えばいいのではないですか?」

と思われる方も多いと思います。

その通りです。

普通は、追加料金をお支払いして完了となるのですが、
家電量販店は少し特殊なのです。

ここからが【家電量販店の裏事情】のお話なのですが、

【家電量販店の工事を担当するエアコン業者は
追加工事・特殊工事を”したがらない”】

ということです。

えっ!?なぜ??と、
瞬間的にハテナが乱立すると思いますので説明しますと、

工事を担当する下請け業者は
『1件1万円前後』という価格条件で
家電量販店と契約していることが多いです。

なので、1日で3~4件の現場を回らないと
生活できません。

ーーーーーーーーーーー補足ーーーーーーーーーーーーーー

1万円×4件=4万円の売上
*”利益”ではない

ざっくりいうと、
この4万円から交通費や部品代・人件費などが引かれて
手元に残ったのが利益です。

税などが絡んでくると複雑なので
詳しくは税理士さんにお聞きください(笑)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

次の現場までの所要時間と
実際の工事時間を考えると、

大体、1件正味2間程度で終わらせないと
いけないのです。

なので、特殊な”変な”工事は避け、
標準工事内の簡単な工事を数多くこなしたいのです。

だからと言って、

家電量販店側としては、そういった”面倒な客”を
むげに断るわけにはいかないので、あるテクニックを使います。

聞いたことある方も多いと思いますが、

お客様の方から断らせるための
『お断り見積り』です。

お断り見積りとは、
わざと高い見積もりを作って
お客様の方から「こんなに高いなら他にするわ」と
言わせるための見積りです。

今回、僕にご相談くださった方も
まさにその典型でした。

少し内容をシェアすると、
その方(Aさんとします)のご要望としては、

『3階の部屋にエアコンを新設したい』

とのことでした。

しかしまず初めに、家電量販店に相談したところ

「3階ですと、足場をかけないと工事できないので
工事費だけで10万円以上かかりますね。
プラス本体も入れると合計20万円以上します」

と言われたそうです。

しかもそれは”電話だけ”の話で
実際に現場を見ることもせず、
金額を伝えられたとのことでした。

でも確かに、

・3階に
・新設する

とだけ聞くと、
同じように言う同業の方も多いと思います。

でも本来は、現場を見て、

・お客様の予算やライフプラン
・その中で何が可能か
・今後のメンテナンス面
・次回の取替時のこと

などを色々と考えて見積りを出すべきです。

少なくとも僕はそう思いし、
そうしています。

例えば、Aさんの今後の計画の中に
「来年、外壁塗装をする予定がある」
とすれば、

「それなら、そのタイミングまで待って
塗装工事の足場を使って一緒にエアコン工事をしましょう」

という提案になりますし、

「Aさんの希望の場所ではないけれど
違う場所なら設置できるかもしれない」

など、

・Aさん宅の現状、希望
・将来の計画

を聞いたり見たりすることで
Aさんにピッタリ合ったご提案ができると思っています。

そして、Aさんへ出させていただいた御見積では
本体代も含め9万円台の金額で提案することができました。

「20万円以上かかるからどうしようか悩んでいた」

という状態から考えると
当初の半分の出費で済むことになります。

まだご注文をいただいたわけではないので、
やるかやらないかはわかりませんが、

少なくとも10万円以上は節約できる提案をできたことは
とても嬉しく思います。

『安かろう悪かろう』は最悪ですが
ムダに高いモノも必要ありません。

。。。

話が飛んでしまって申し訳ありませんでしたが、

要点をまとめると、

エアコン工事は
標準工事の範囲内であれば、家電量販店が安い

それ以外の場合には
リフォーム会社や電気工事業者などに依頼した方が
安い”かもしれない”

ということです。

*注意*
見積りは同じ工事内容でも業者によって違いますので
ご注意ください!

僕の投稿を読んで、

「出費を抑えることが出来た」

と言ってくださる方がいらっしゃったら
本当に嬉しく思います。

あなたやあなたのパートナーが
一生懸命働いて稼いできたお金だと思います。

ぜひ浮いたお金で家族や大切な方との
楽しい時間に使っていただけたら嬉しいです!

長くなりましたが、最後までお読みくださり
ありがとうございました!

ではまた!

つかさ住設 加藤

追伸:

今回のように、実際にあった案件や
僕自身が経験してきたこと、
人から聞いた目から鱗な情報などを
発信していきたいと思っています。

とはいえ、

常にネタがいっぱいあるわけでもないので
あなたからのリクエストは大歓迎です!

何かお悩みなどございましたら
お気軽にコメント欄にコメントください。

よろしくお願いします^^

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