こんにちは、つかさ住設です。
今、空前のDIYブームが到来しています。
・テレビ番組で女優さんが収納棚やテーブルを作ったり
・本やYouTubeでやり方を説明していたり
・大工さんが1日体験セミナーを開催したり
インターネットで検索しても
膨大な情報が出てきます。
さらに、工作レベルの簡単なのもから
塗装・クロス張り・水道・外構工事など
あらゆる住宅系の工事ができますよね。
それに伴って、ホームセンターでも
多種多様な工具や資材、材料を揃えるようになりました。
ホームセンターに行けば、
家1軒建てれちゃうんじゃないか?レベルです。
工務店さんに話を聞いたところ、
「昔は問屋さんからでないと、材料や
住宅製品は買えなかった」
と教えてもらいました。
それがホームセンターが出てきて
価格破壊が起き、価格がどんどん下がったそうです。
消費者からしてみたら
それはとても良いことですよね!
同じ製品が安く買えれば
それに越したことはないと思います。
業者からしても
そのおかげで問屋への競争力を得られて
仕入れを安くなるので良いことだと思います。
ただ、
安いものが簡単に手に入る今の時代だからこそ、
気をつけてもらいたいことがあります。
それが、、、
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建築品番 と 量販店品番
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です。
一般的に僕ら業者が問屋さんを通じて
メーカーから購入する製品の品番を
『建築品番』と呼び、
ホームセンターや家電屋さんなどで
出回っている製品の品番を
『量販店品番』といいます。
なので、パッと見、
外見や仕様は同じだけど品番が違う
という現象が起こるのです。
「つかさ住設さん、品番が違っても
外見や仕様が一緒で安いなら安い方が良くないですか?」
と思われる方も多いと思います。
僕もそう思います(笑)
ただ、なんでもかんでも量販店品番が良いとは言えません。
なので、今日は
建築品番か量販店品番を選ぶときの
判断基準について、
言い換えれば、
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量販店で買っていいモノ悪いモノ-住宅設備,ver
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をお教えします。
・・・と言いましても、
判断基準はたったひとつです(笑)
早速答えをお伝えすると、、、
【修理をしてまで使いたいか】
つまり、
壊れたら捨てる【使い捨て】で良いか?
ということです。
「えっ?量販店品番のモノだって修理くらいできるでしょ?」
はい、できます。
正確には『取替え』ができるのです。
「ん?ますますわからなくなりました。。」
という声が聞こえてきそうなのでご説明すると、
この2つの品番の大きな違いは
『内部の部品が”ビス止め(建築)”か”溶接(量販店)”か』
の違いです。
溶接ということは、
『一塊でしか交換できない』
ということです。
つまり、
診断の結果、ある1個の部品が壊れてしまって
動かなくなった場合でも、ピンポイントの部品交換はできず、
くっついている部分全部交換しなければならないのです。
それだけ無駄な費用がかかることは予想できますよね。
それがビス止めだと、
たった一つの部品交換から修理が可能になります。
なので、長期的に考えて
万が一壊れた時、
修理して使いたいのか?
それとも、捨てて新たしいモノを買うのか?
を判断し購入先を決めていただければと思います。
とはいっても、具体的にイメージできない方も
いらっしゃるかも知れませんので、
僕なりの選別案をお伝えします。
<家電量販店・ホームセンターで買って良いモノ>
・ガスコンロ(置台タイプ)
・最安値ウォシュレット(2万円前後のモノ)
・TOTO・リクシルの水栓(メーカーによって✕)
・プロペラ換気扇・小さいダクトファン
・ルームエアコン
・暖房機器(灯油ストーブ・ガスファンヒーター)
・材料・資材・部品関係
・手動工具 など
<買わない方が良いモノ>
・ガスビルトインコンロ(埋込タイプ)
・ガス給湯器
・エコキュート
・レンジフード
・高機能トイレ・高機能ウォシュレット
・電動工具 など
簡単に言えば、【高いヤツ】ってことです(笑)
高い製品でも使い捨てで良い!というセレブや
10年以上壊れるわけがないから修理は不要!と信じている方は
気にせず購入してくださいね。
ぜひ上手く業者とホームセンターを使い分けて
いただけたらと思います。
それでは、また!
つかさ住設 加藤
追伸:
Amazonや楽天など
インターネットでも色々買えますよね!
あれはどっちのルート品番なんだろう・・・
わかる方教えてください(笑)